当院の診療方針
病態とライフスタイルに合わせた治療
私たちは動脈硬化を評価する頚動脈超音波、CAVIやABIなどの脈波検査、脂肪や筋肉の量を評価する体組成計を活用し、血液検査の数値だけでなく体の状態を正確に評価した上で生活習慣病の治療を行います。
糖尿病の方へは、HbA1cや自己血糖測定だけでなく、CGM(持続血糖モニタリング)による血糖変動(血糖値スパイクとも言われています)の把握、インスリンポンプ療法等を活用し、1型糖尿病、膵臓の切除後の糖尿病なども含めた糖尿病の方の診療も行います。
効果的な治療
体重の増加を改善できない場合には、体重減少作用を有するGLP-1受容体作動薬やGIP / GLP–1受容体作動薬を、慢性腎臓病や心臓に基礎疾患がある場合には尿中に糖を排泄するSGLT2阻害薬をエビデンスに基づき使用することを患者さんと相談しつつ肥満症の改善、腎不全や人工透析への進展、心不全の予防・治療に努めています。
※当院は日本肥満学会等の教育研修施設ではないため、痩身を目的とした糖尿病ではない方へのGLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬の処方は行なっておりません。
適切かつ安全な治療
この20年で糖尿病診療は大きく進歩し薬剤の選択肢は増加し、体重減少作用を有する薬剤も当院では多くの患者さんに役立っていますが、年齢や病態によっては低血糖や体重減少などのリスクが少ない安全な薬剤の選択や組み合わせが大事になります。
非肥満の患者さんの場合にはGLP-1受容体作動薬を使用する際も、体重減少作用の少ない薬剤を選択し、筋肉量や脂肪量などを評価しながら行なって参ります。
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease : CKD)
約8人に1人と言われるCKDは、新たな国民病と言われています。慢性腎不全から人工透析を導入されるだけでなく、腎臓の機能低下から心不全や心筋梗塞・脳梗塞を起こしやすくなります。原因としては糖尿病と高血圧の方が過半数を占めています。
当院には糖尿病、高血圧で通院中の方が多くいらっしゃるため、原因の病気への治療と並行して、医師、管理栄養士、看護師が透析予防診療チームとして腎不全への進展、透析導入の阻止を目的として患者さんへのサポートを行なっています(例:CKDの進行に伴う高カリウム血症に対する食事療法、減塩指導など)。
末梢動脈疾患
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の既往のある方への包括的管理や下肢閉塞性動脈疾患(LEADと最近では略され以前は閉塞性動脈硬化症、ASO等と呼ばれていました)への治療を積極的に行っております。
LEADに関しては薬物抵抗性の血流障害により安静時でも感じる足の痛み、壊疽や下肢切断のリスクが高い場合は、速やかに連携医療機関の専門病院や大学病院を紹介致します。
各種検診を受け付けております
生活習慣病の早期発見のため町田市の成人健康診査や各種検診、健康診断も力を入れており随時受け付けています。
医院情報
診療科目
- 内科
 - 糖尿病内科
 - 循環器内科
 
当院で行っている検査
- isCGM(間欠スキャン式持続血糖モニタリング:FreeStyleリブレ2®️)
 - 超音波エラストグラフィ検査【ARIETTA 65LE】
 - InBody580
 - 院内迅速HbA1c(HPLC法)測定
 - 心電図
 - 各種X線(胸部、腹部、アキレス腱)
 - 超音波検査(心臓、頸動脈、腹部、甲状腺、乳腺、下肢静脈、下肢動脈)
 - 24時間装着ホルター心電図
 - 脈波検査(CAVI・ABI)
 - 骨密度
 - 呼吸機能検査
 - 睡眠時無呼吸検査
 - ブドウ糖負荷検査
 - 胃がんリスク検査
(尿素呼気試験、ピロリ抗体価・ペプシノーゲン測定) - 眼底カメラ
 - 呼気一酸化炭素濃度測定
(禁煙外来) 
診療機器
								5・50・250・500kHzの4つの周波数を用いた体成分分析装置です。
								頚動脈超音波検査では首の血管を超音波により画像化し、 血管の壁の厚さの測定とプラークと呼ばれる血管内に突出した病変があるかを調べます。 血管の狭窄を把握することができるため特に脳梗塞などの脳血管障害の予防、早期診断に役立ちます。 また全身の血管の動脈硬化の予測、治療効果判定にも役立ちます。 心臓超音波検査では、心機能の測定に加えて、弁膜症の有無や高血圧による心肥大の程度などを評価します。 腹部超音波検査では、肝臓や胆のう、すい臓、腎臓など腹部臓器の異常をチェックします。
								肝脂肪化の程度の推定と肝繊維化の評価が可能で、進行性肝疾患の把握に対応した超音波診断装置です。
								全身の血管の動脈硬化の重症度を評価する検査です。
										心筋梗塞や狭心症などのスクリーニングや予測にも役立ち、足関節・上腕血圧比(ABI)
										の測定から足の血管の動脈硬化の進行から起こる閉塞性動脈硬化症の診断にも大切な検査です。
										検査結果はプリントしてお渡しします。
								胸部レントゲン撮影などを行います。
										電子カルテとリンクしており、撮影した画像を速やかに診察室などで確認できます。
								特色とする治療法など
- 院内で迅速にHbA1cを測定し、タイムラグのない治療を行っています。
 - HbA1cや血糖自己測定だけでなくCGM(寺族血糖モニタリング)を活用した血糖変動を把握することで血糖値スパイクや低血糖の存在を明らかにしながら治療を行なっていきます。
 - 糖尿病は体重との関係が大きい疾患です。肥満傾向が改善しない患者さんには体重減少作用が期待されるGLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬を適切に使用しています。体重が減少することで併存する疾患の改善も期待できます。
 - 腎臓、心臓の機能の低下を招く糖尿病や高血圧などの患者さんの増加と高齢化などの影響もあり、CKD(Chronic Kidney Disiase:慢性腎臓病)と慢性心不全の方が増加しています。人工透析による治療が必要となる末期腎不全やうっ血性心不全への進展への予防の治療に力を入れています。
 - 家族性高コレステロール血症などの家族性高脂血症に対する診療も行っております。
 - 当院は日本動脈硬化学会認定「家族性高コレステロール血症の紹介可能な施設」です。
 
施設基準について
当院は以下の施設基準等に適合している旨、厚生労働省地方厚生(支)局に届出を行っています。
- 医療情報取得加算
								
当院はマイナンバーカードによる電子資格確認を行う体制を有しております。当該システムを導入している保険医療機関です。質の高い診療を実施するためにマイナンバーカードによる保険情報・医療情報・薬剤情報を取得し、その情報を活用して診療を行っております。
 - 医療DX推進体制整備加算
								
当院は医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行っております。
 - 情報通信機器を用いた診療に係る基準
 - 糖尿病合併症管理料
 - 糖尿病透析予防指導管理料
 - 慢性腎臓病透析予防指導管理料
 - 在宅時医学総合管理料及び施設入居時等医学総合管理料
 - 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の注2に規定する遠隔モニタリング加算
 - 持続血糖測定器加算(間歇注入シリンジポンプと連動する持続血糖測定器を用いる場合)及び皮下連続式グルコース測定
 - 酸素の購入単価
 
診療時間
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 09:00 - 12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ▲ | / | 
| 14:00 - 18:00 | ● | ● | ● | / | ● | / | / | 
        休診日/木曜・日曜・祝日・第一土曜
        ▲/土曜午前は、9:00~14:00
        受付時間/8:45~11:30 13:45~17:30
        ※電話での受付は9:00からになります。
    
医院風景
基本情報
| 医院名 | 仁愛医院 | 
|---|---|
| 院長 | 吉村中行 | 
| 診療科目・ 診療内容  | 
								内科、循環器内科、糖尿病内科、各種健康診断 日本動脈硬化学会認定家族性高コレステロール血症(FH)紹介可能施設  | 
							
| 住所 | 〒194-0014  東京都町田市高ヶ坂6-19-31  | 
							
| 電話番号 | 042-728-1055 | 
| FAX | 042-728-1057 | 
| 駐車場 | あり 12台 | 
| 徒歩のアクセス | ・JR横浜線「成瀬」駅 徒歩15分 > 成瀬駅からの経路案内 ・JR横浜線/小田急小田原線 「町田」駅 徒歩20分  | 
| お車のアクセス | ・JR横浜線「成瀬」駅 約5分 ・JR横浜線/小田急小田原線 「町田」駅 約8分  | 
							
| バリアフリー | バリアフリー対応 | 
							
								
									
									



